経済・お金のあれこれ

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中国のトイレ市場が戦場に~~日本メーカーは勝ち残っていけるか

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中国で便座・便器などのトイレ市場の拡大が続いています。経済成長を続ける中で自宅のトイレの性能や清潔感に拘る人が増えているためです。また、中国政府も「トイレ革命」と銘打って積極的に衛生的なトイレの普及を行っています。

トイレの購入は中国人観光客の爆買いの代名詞的商品でした。実際にTOTOLIXILと言った大手トイレメーカーはかなりの利益を中国から得ており好調の要因になっています。

したがって今回の政府主導の「トイレ革命」は日本にとって追い風になりそうですがそう簡単にもいかない可能性も出てきました。

今の中国のトイレ市場はどのようになっているのか見ていきましょう。

地元メーカーの大頭

需要がある以上チャンスであることは間違いないのですが今までのように簡単にいきそうにないのはこの地元メーカーが力をつけてきたことにあります。

”中国製品は安いが粗悪品だ”などとバカにできる時代は終わりつつあります。事実スマホ市場ではファーウェイが質の高いスマホを世に出し注目を集めるとともに、売り上げも伸ばしています。

japanese.engadget.com

トイレの分野でも同じようなことが起こっていて便座を温めたりウォシュレットのような機能を兼ね備えたトイレが販売され始めています。

もちろん純粋に性能を比べれば水流の強さを細かく設定出来たり衛生的な環境を維持する仕組みなどまだまだ日本製品のほうが優れています。

しかし決して粗悪品ではない機能の充実したトイレが3000~7000元(TOTOLIXILと比べると1/3の価格)で販売されています。

中国市場は戦場に

これはトイレやスマホに限ったことではないです。これまで中国市場では日本の質の高い製品が圧倒的に支持されてきましたが中国の技術革新に伴い自国でも質の高い製品を作ることが出来るようになってきました。”確かに日本製品のほうがいいけど中国製品のほうが圧倒的に安いからこっちのほうがいいよね”ということが増えてきているのです。

あなたも特にこだわりがなければ安いほうを選びますよね。

勝機はブランド力を磨くこと

私の場合で言えばウォシュレットのような機能があれば満足です。そうなるとウォシュレット機能のついたトイレの中で一番安いものを探します。こうなってしまっては安さに対抗できない日本メーカーに勝機はありません。

最も効果的なのはブランドを売ることです。例えばロレックスの時計を買い求めるほとんどの人は時計の性能やデザインで選んでいるわけではありません。ロレックスというブランドを買っているのです。

ロレックスの時計をつけている自分をイメージし、いわばその姿を買うのです。

あなたも経験があると思います。車のことは詳しくなくてもベンツは知っていますよね、そして知り合いがベンツを所有していたらすごい!って思いますよね。そのすごい!の思いが強ければ強いほどあなたがいざ高級車を買おうと思った時にベンツが頭に思い浮かぶはずです。

同じように友人宅に行ってトイレを借りたら立派なトイレだった。どこのトイレだろう、あのTOTOのトイレだ!こういったことがブランド力を磨いていきます。

そしていざお金を持った時にトイレを買い替えよう、家を新築すると言った時に消費者は検討することなく自分の頭に強くイメージされたブランドの製品を選んでくれるようになります。

まとめ

かつては日本も自動車を作れば”日本人は籠で移動するんじゃないのか”とバカにされました。海外に旅行に行けば写真を撮るだけ撮って買い物をすると渡り鳥のように去っていくなどと揶揄されました。

私たちが中国人に持っている感情とどことなく似てはいませんか?中国ブランドをバカにできる時代は終わりつつあります。その認識を早く持たないとかの国のように今のルールは不平等だ、もっとうちの製品を買えなどと難癖をつけて保護貿易に走ることになってしまいます。

 

私は安さに押されていい商品を作っている日本メーカーが衰退していくのが悲しくて仕方ありませんでした。ですので家電やスマホも高くても性能のいい日本製品!という思いで買い物をしてきましたが最近は海外製品が優秀です。そして安いです。しっかり比べると確かに日本製品が良いですが私にそんなこだわりはありません。日本メーカーはただ高いだけの製品を作る企業に成り下がりつつあります。世界に誇れる日本企業であり続けて欲しいものです。


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